原爆症に対する民間療法 |
原爆症に対する民間療法 (3)永井博土救護報 長崎医科大学放射線学教授の長崎市原子爆弾傷害時の昭和20年8月から10月までの間に於ける救護状態の報告書から引用する。 (g)民間療法(医師の指示によらず) 柿の葉、ドクダミ、数珠玉、白南天、ロカイ、青紫蘇、ゲンノショウコ等の煎汁が多く用いられた。酢を飲ませて有効だったという者がある。また重篤な患者が最後だからと言って、日本酒を大量飲んで軽快したのもある。 症例(2)久米登氏談(『広島原爆医療史』より) ドクダミをお茶代わりにどんどん飲んだ。 ○薬理作用 ドクダミ(重薬)は魚腥草、十薬ともいい、ドクダミ科の全草を乾燥したもので、主成分はmethyl‐n‐nonylketone C11H22O、myrcene C10H16、geranialなどを含む精油。薬能は清熱解毒薬に入っている。 |
by hilng
| 2010-08-21 09:24
| 原子力
|
<< ウインド・パワーかみす | 「連合」(日本労働組合総連合会... >> |