2009年4月6日午前 東京ガス袖ヶ浦工場の「テロ対策」 |
北朝鮮の弾道ミサイル発射の翌日4月6日午前10時58分、東京ガスの自社管理LNG船(大型危険物積載船)「エネルギーフロンティア号」は、千葉県の袖ヶ浦LNG基地の桟橋に接岸した。同大型危険物積載船は、北朝鮮が弾道ミサイル発射を予告していた4月4日からの期間、日本の迎撃ミサイルが展開する東北から関東の太平洋を南下を強行し、4月6日袖ヶ浦に到着した。 写真は、東京ガスの自社管理LNG船(大型危険物積載船) 到着直後の東京ガス袖ヶ浦工場の正門。警備員は一人確認できたが 、グーグル地図の航空 写真で見たかぎりではこの門を突破しさえすれば世界最大級LNG基地の超巨大LNGタ ンクまで到達できるようだ。東京ガスの自社管理LNG船(大型危険物積載船)が接岸しているのに、いったい東京ガスの「テロ対策」はどうなっているのか。正門入り口の看板に「特別警戒実施中」とあるのだが、2007年3月期決算で923億円もの巨額な純利益を計上している東京ガスには「特別な警戒」をぜひ「実施」していただきたい。 東京ガスは今までLNG(液化天然ガス)を重大事故なしに取り扱いしてきたと言うが、それは日本に平和が続いて、たまたまテロや戦争の標的にならなかったからなのではないのか。たまたま大地震がなかったからなのではないのか。 原子力発電所の隣接地に計画されている「日立LNG受基地入計画」では、より高度な徹 底した「テロ対策」が必要なはずである。東京ガスは原発隣接地に世界最大級LNGタ ンクを新設する「日立LNG受入基地計画」を茨城県民、日立市民、東海村民に提起する資格があるのか。 東京ガスを茨城港・日立港区へ誘致している茨城県はどのように考えているのか。「L NG基地計画後押しします」としている 樫村千秋日立市長は日立市民の安心・安全についてどのように考えているのか。 事前に計画立案企業・東京ガスに関して調査しなかったのか。 東京ガスのテロ対策の実態(袖ヶ浦LNG基地)You Tube 動画 生活関連等施設の安全確保の留意点(高圧ガス取扱所) 平成17(2005)年8月 経済産業省 1.施設の種類 高圧ガスを使用する事業所用電気工作物の取扱所 (国民保護法施行令第27条第10号、第28条第9号) 2.施設の特性 LNGタンク、発電機の水素冷却用のタンクには可燃性ガスが、脱硝用のアンモニア. タンクには刺激性ガスが高圧ガスの状態で貯蔵されており、設備の損壊等において周囲に多大な損害を与える可能性がある。 3.安全確保の留意点 ・施設及び設備の監視を徹底すること。(「国民保護法」第103条第3号) ・外部から施設内への進入に対する監視装置、防止柵、施錠等の管理を徹底すること。 袖ヶ浦LNG受入基地(東京ガス袖ヶ浦工場)の超巨大LNG(液化天然ガス)貯蔵タンク |
by hilng
| 2009-04-22 08:36
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